小南数麿

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葛飾北斎の娘、お栄。

2010.02.08

日記

昨日放送されていたテレビ番組を見ました。
ごらんになった方もいらっしゃると思います。
面白かったですねぇ。
葛飾北斎親子のドキュメンタリーをやっていました。
葛飾北斎という人はどんなぶ素晴らしい絵を描くかは
知っていましたが、同じく絵描きの娘の存在は知りませんでした。
当時、文政年間(1818~1829)にはまだ西洋の画法が日本では
皆無だった時代に二人は遠近法、陰影等を独自にマスターしたようです。
特に素晴らしかったのが、娘、お栄が書いた絵です。
写実に近い感じですよね。

画像

北斎は当時では相当な長身の180センチくらいあったようです。
モーツァルトとも似ていると思いますが、こういう天才は作品の数が
凄いんですよね。
番組によるとお栄にはプロデュース能力がなかったようです。
テクニックは北斎の上を行っていたようですが、
構図の大胆さ、奇抜なアイデア等は北斎が凄かったようです。
なんとも僕らにも身にしみる話です。
ストイックさも素晴らしいです。
彼は手が震えると絵が描けなくなる事を懸念して、酒たばこはやらなかったようです。
・・・ぼくも酒やめた方が良いかなぁ(^_^;
あっ、でも娘のお栄は酒豪だったようです。
・・・ぼくも酒やめなくて良いかなぁ(^_^;
北斎の言葉です。(Wikipediaより引用です)
「私は6歳より物の形状を写し取る癖があり、50歳の頃から数々の図画を表した。
とは言え、70歳までに描いたものは本当に取るに足らぬものばかりである。
(そのような私であるが、)73歳になってさまざまな生き物や草木の生まれと造りを
いくらかは知ることができた。ゆえに、86歳になればますます腕は上達し、
90歳ともなると奥義を極め、100歳に至っては正に神妙の域に達するであろうか。
(そして、)100歳を超えて描く一点は一つの命を得たかのように生きたものとなろう」
・・・もうひれ伏すしかありません。今ご存命で爪の垢でも煎じてくださればいいのになぁ・・・。
僕はこういうタイプの職人というかアーティストが大好きです。
興味がある方は、こちら
まろ
追伸、
昨日のマログ、「私の記憶が確かなら・・・」に書いた文章で間違えがありました。
「明後日からの本番に・・・」ではなくて3日後でした。・・・大丈夫だろうか・・・

コメント

  1. 弘子 より:

     麿さんの解説も素晴らしい(*^_^*)お勉強になりました。ありがとうございます(^O^)

  2. さなえ より:

    大丈夫!多分・・(笑)

  3. betty より:

    私も見入っちゃいましたっ!
    まろさん、100歳目標(笑)。

  4. あつこ より:

    私も見てました~
    この写真の絵。。
    ここで見てもとっても素敵ですよね~
    提灯に隠された文字も…うなずいちゃいました。

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